あつーい夏になると、冷たいものが食べたくなります。
氷を入れためんつゆに通して食べるそばやうどんもその一つで、ネギや生姜・わさびなどお好みの薬味を入れて食べ涼を取ります。そんな夏に人気のうどんやそばですが、口臭になるなんて噂、聞いたことありませんか?その噂の真偽について、お話いたします。
目次
うどんやそばが口臭の原因に?
結論から先に言うと、うどん、そばが直接的に口臭の原因になるわけではないです。
では、なぜ口臭の原因になるという噂が出たのでしょうか?
それは冒頭にも書いた一文に関係しています。「氷を入れためんつゆで涼を取ります」この一文の何が関係しているのかというと、氷を入れて涼を取るということです。冷たいものが胃に入ると胃が消化不良を起こすことが多々有ります。胃の消化不良が起きてしまうと胃から腐敗臭が上がってきて口臭の原因になることがあるのです。
薬味が口臭の原因!
うどんにもそばにも合う薬味といえばネギです。
ネギは色味も食感も麺類に合いますが、食後にネギ特有の匂いがしてしまいます。この匂いが口臭の原因としてあげることができます。これはネギに含まれるアリシンという成分が関係しています。アリシンは体内に入ると血液を介して肺にいきます。肺でアリシンの匂い成分が気化して呼吸をするたびに口臭として外に出るのです。肺から気化して口臭となるので歯磨きやブレスケアグッズを使用しても効果はあまり期待できません。生のネギだと、アリシンが生き生きしているので匂い物質が強く出ますが、加熱すると匂いを抑えることができます。
薬味としては生ネギの方が香りや辛味もあるので美味しいですが、一度加熱をすれば口臭予防につながります。
口臭予防の方法
口臭予防方法としては、一緒に生姜を食べるというのもあります。
生姜は香辛料としても薬味としても人気なだけでなく、何より生姜に含まれているポリフェノールによって口臭予防にも効果があります。この生姜ポリフェノールは抗酸化作用があり歯周病予防にも効果があります。
ネギの匂いにはブレスケアグッズの効果は期待できないですが、全くないというわけではありません。大事な会議前や人に会うときは使ってみてもいいのではないでしょうか。香水に汗の匂いが重なると悪臭になるのと同じで、匂いに匂いを重ねるのはお勧めできないのであくまで応急処置として、です。
うどん・そばを食べる時にもし口臭が気になる場合は、ネギは入れないようにするのが一番です。夏や食べ物に関係なく口臭が気になる場合は、イースト21デンタルに相談してみましょう。