歯列矯正をしていても周囲に気付かれにくく、日常的な不快感も少ないとして人気なのがマウスピース矯正です。
矯正用のマウスピースを装着することで、歯を動かして歯並びを整えます。
マウスピースといえば、歯ぎしりの治療などで使用している人もいるかもしれません。一般的なマウスピースと、矯正用のマウスピースの違いを説明します。
目次
矯正用マウスピースは繊細、歯ぎしりやかみしめすぎに注意
矯正用マウスピースは薄いプラスチック製で、歯ぎしり治療用のマウスピースに比べると壊れやすくなっています。また、噛み合う部分まで覆われているのが特徴です。歯ぎしりが強すぎる人だと、就寝中にかみしめすぎて壊れてしまう可能性があり、マウスピース矯正には不向きといえます。
歯ぎしりが強い人は、日中マウスピースを入れている間、噛み締めないように意識します。意識することによって筋肉が覚え、夜間の歯ぎしりが抑えられるようになります。
矯正用マウスピース、メーカーごとの違い
矯正用マウスピースにはいくつかの種類があります。代表的なものを紹介します。
インビザライン(マウスピース型矯正装置)
アメリカ製のマウスピース矯正で、世界で最も使われていると言われています。歯並びの動きにわせて10日~2週間ごとに新しいマウスピースと交換しながら治療していきます。装着時間が1日20時間以上と長めなのが特徴です。
クリアライナー
韓国で生まれのマウスピース矯正です。クリアライナーは、2週間に1度型を取り新しいマウスピースと交換します。型取りからマウスピース装着までの期間が短いのもメリットです。装着時間は1日17時間以上とされています。
アソアライナー
日本製のマウスピース矯正で、国産なので装着までの期間が短いのが最大の特徴です。歯列矯正の段階を見ながら、型を取って新しいマウスピースを入れ、徐々に歯並びを整えます。こちらも装着時間は1日17時間以上です。
DENマウスピース
日本生まれのマウスピース矯正です。1日8~10時間と、睡眠中や自宅にいるときだけでしっかり装着しておけば良いのが特徴です。2週間ごとに型を取ってマウスピースを交換します。仕事の関係などで、外でマウスピースを装着できない方、どうしても違和感があって不快だという方におすすめです。
歯医者さんと相談して、自分にあったものを選ぼう
見た目はよく似た矯正用マウスピースですが、メーカーによって特徴やメリット・デメリットがあります。歯科医師とよく相談して、自分の症例にぴったりのものを選びましょう。