「普段から口の中の乾燥が気になる」「食べものが飲み込みにくくなった」このような症状にお悩みの方、もしかするとドライマウスになっている可能性があります。
ドライマウスとは唾液の分泌が減少することで起こる病気で、口臭の原因となります。歳を取ると、唾液が分泌される唾液腺という場所は脂肪化し、唾液の分泌を減少させてドライマウスの原因となります。しかし加齢による変化以外にもドライマウスになる原因は様々あります。イースト21デンタルと一緒に見ていきましょう。
目次
唾液が出るタイミングとは?
唾液は食事をしているや身体をリラックスさせているときなど、様々なタイミングで分泌されます。お口の中が潤うようなサラサラな唾液は、身体の副交感神経が活発となるときに多く分泌されます。反対に、運動をしているときや集中しているときは交感神経が活発に働きベタベタした唾液が分泌されます。また刺激をうけることのない寝ているときは唾液の量が減少します。
疾患や薬の副作用が原因で起こるドライマウス
糖尿病、ガンなどの放射線治療後、シェーグレン症候群という自己免疫疾患など様々な疾患でドライマウスは起こります。
精神疾患や高血圧症などの疾患で、お薬を常時飲んでいるという方にもドライマウスは起こりやすいです。また市販のお薬のなかにも唾液の量を抑えるものがあるので要注意です。緊張すると喉が乾きやすくなることがありますが、身体は少しのストレスを感じても唾液の量は減少します。
ドライマウスで起こる口臭
ドライマウスは喉が乾きやすくなる症状のみでなく、口臭の原因にもなります。
唾液の成分にはお口の中をきれいにする自浄作用という働きがありますが、唾液の分泌が減少すると自浄作用が上手く働かずお口の中の汚れが落ちません。そのため口臭の原因となる舌の汚れである舌苔や、喉の奥にある扁桃腺の汚れである膿栓が落ちません。また唾液の成分には抗菌作用もありますが、唾液が上手く分泌されないことで免疫力の低下にも繋がります。
ドライマウスにならないように心がけよう!
ドライマウスはお口の中の乾燥だけではなく、口臭や免疫力の低下の原因となります。
ドライマウスの治療は、根本的な治療法がなく、人口の唾液を使ったりお口の中を清潔に保つようにうがい薬を使用する方法しかありません。ドライマウスにならないようにするためにはこまめに水分補給を取る、よく食べものを噛むこと、舌を動かす運動などで唾液を多く分泌させるよう日々から心がけましょう!