歯ぎしりが不正咬合につながることもありますし、不正咬合によって歯ぎしりの癖が始まってしまうこともあります。
また歯ぎしりと不正咬合はお互いに相手を悪化させる関係にあります。
歯ぎしりとは、睡眠中に強い力で噛み締め、上下の歯を前後左右にスライドさせる癖です。
不正咬合とは、歯並びの悪さや受け口、出っ歯などのことです。歯の左右のバランスが悪い状態も不正咬合に含まれます。
目次
「歯ぎしり→不正咬合」のケース
まずは、歯ぎしりが不正咬合の原因になるケースを紹介します。
不正咬合の遺伝を受け継いでいるわけではない人が、歯ぎしりが原因で歯並びが悪くなることがあります。
歯ぎしりが発生するメカニズムを解説します。
不正咬合の遺伝を受け継いでいるわけではない人が、歯ぎしりが原因で歯並びが悪くなることがあります。
歯ぎしりが発生するメカニズムを解説します。
神経には日中に活躍する神経と夜寝るときに活躍する神経があります。しかし強いストレスを受けていると睡眠中でも日中の神経が働いてしまい、脳が「間違って」顎を動かしてしまうのです。それで上下の歯で噛み締めてしまいます。
すると脳は「噛み締めが足りない」と判断します。それでさらに強く歯ぎしりをしてしまうのです。
歯ぎしりは寝ているときに無意識に起きるので、本人では制御できず、そのため食事のときに食材を噛む力より強くなってしまいます。歯は意外に簡単に動いてしまいます。それで歯ぎしりの力で歯並びが乱れていくのです。
「不正咬合→歯ぎしり」のケース
一方、不正咬合が歯ぎしりの原因になることもあります。
歯ぎしりは悪癖なのですが、唯一よい効果をもたらすことがあります。歯並びが悪いと、口のなかが定まらず、大きな違和感を持つことになります。その違和感が眠っているときに「歯ぎしりをして歯の位置を修正しよう」という意識を生むのです。子供の場合、乱れていた歯並びが歯ぎしりによって修正されると、それと同時に歯ぎしりの癖がやむことがあるのです。
歯ぎしりは悪癖なのですが、唯一よい効果をもたらすことがあります。歯並びが悪いと、口のなかが定まらず、大きな違和感を持つことになります。その違和感が眠っているときに「歯ぎしりをして歯の位置を修正しよう」という意識を生むのです。子供の場合、乱れていた歯並びが歯ぎしりによって修正されると、それと同時に歯ぎしりの癖がやむことがあるのです。
ただ、歯ぎしりは歯を著しく痛めるので、わざと「歯ぎしりで歯並びを修正しよう」という考えは正しくありません。
この現象は大人でも生じます。歯並びが悪いと噛み合わせがうまくいかないので、ストレスになります。脳が「このストレスを夜眠っているときに解消しよう」と判断して、歯ぎしりの指示を出してしまうのです。
まとめ~不正咬合も歯ぎしりも歯医者で治そう
不正咬合も歯ぎしりも、歯科クリニックで治療することができます。
初期段階の不正咬合なら、専用のマウスピースから始めることもあります。マウスピースをつけると歯ぎしりの癖がやむことがあるのです。
不正咬合で悩んでいる方も、歯ぎしりで悩んでいる方も、両方で悩んでいる方も、まずはイースト21デンタルに相談しましょう。
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