ザイゴマインプラント
上あごが重度に痩せてしまった方のためのインプラント
あごの骨が痩せてしまって、「インプラントは無理」と言われてあきらめている方はいらっしゃいませんか?
最近は骨が少なくてもインプラントができる技術が色々と開発されていますが、その中でもザイゴマインプラントは、重度に上あごの骨がなくなってしまった人でもインプラントを可能にできる画期的な技術です。
ザイゴマインプラントとは
木を植えるのに十分な土が必要なように、インプラントをするためには十分な骨が必要です。最近では骨を増やす技術が発達し、骨が痩せてしまった方でもほとんどの場合にはインプラントが行えるようになりました。しかし、極端に骨がなくなってしまっている方の場合だと、骨を増やす方法をやっても難しいケースがあります。
最近では、さらなる医療技術の発展により、かなり重度にあごの骨がなくなってしまって、過去には不可能と思われていたケースであってもインプラントが可能になってきています。
オールオン4との違いは?
「ザイゴマ」とは「頬骨」のことです。普通に行われているインプラントはあごの骨に埋め込まれますが、ザイゴマインプラントは頬骨に埋め込みます。
骨が少ない場合に最近よく行われているインプラント法として、オールオン4というものがあります。これは、あごの骨の比較的の多く残っている部分を選んでインプラントを埋め込む、というものです。
しかし、さらに骨の吸収が進んで骨の厚みがどこにもない場合、この方法は適用できません。でもザイゴマインプラントなら、このような場合に、頬骨を利用してインプラントを埋め込み、歯を立てていくことができます。
体に負担のかかる骨移植が不要!即日に歯を入れることも!
ザイゴマインプラントはこんな方におすすめしています
上あごの骨が重度に痩せていて、オールオン4ができない方
オールオン4もできないほど骨が痩せている場合、ザイゴマインプラントであれば施術可能です。
骨を増やす手術を避けたい方
骨を増やす手術をすると、手術が増えることで身体への負担がそれなりにかかりますし、治療期間が長くなってしまいます。
ザイゴマインプラントなら、余計な手術が不要なので、負担を減らすことができます。
腫瘍などが原因で骨が全くない方
ガンなどの病気が原因であごの骨を切除してしまい、インプラントを行うあごの骨が全くなくなってしまった方でも、ザイゴマインプラントであればインプラント可能です。
先天的にあごの骨が欠損している方
生まれつき口蓋裂、顎裂などの問題があり、上あごの骨が不十分な場合にも適用できます。
インプラント料金
CT(片顎)のみ | ¥16,500(税込) |
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診査代(CT、レントゲン、模型診査) | ¥55,000(税込) |
静脈内鎮静法 | ¥88,000(税込) |
GBR(骨造成) | ¥110,000(税込) |
ソケットリフト | ¥110,000(税込) |
サイナスリフト(1歯) | ¥220,000(税込) |
サイナスリフト(2~3歯) | ¥275,000(税込) |
サイナスリフト(4歯) | ¥330,000(税込) |
インプラント埋入 | ¥275,000(税込) |
上部構造前歯部(上下3~3) | ¥220,000(税込) |
上部構造臼歯部 | ¥176,000(税込) |
プテリゴイドインプラント
蝶形骨は上顎骨の後方にある密度の高い骨で、この部分にインプラントを埋め込むことで上の顎にしっかりと人工歯を立て、見た目と噛む機能の回復をすることができます。
なお、この方法では骨の移植を避けることができるので、お体への負担を減らせるとともに、治療期間も短くできます。
プテリゴイドインプラントのメリット
- 上あごの骨が十分になくてもできる
- 骨移植を必要とせず、体への負担が少ない
- 治療期間の長期化を避けられる
- 手術によるダメージが他の方法(ザイゴマインプラント、骨造成手術)に比べて少ない
- 手術当日から噛むことも可能
- より奥の部分に歯が入れられるのでしっかりと噛める
- 自然な使い心地が得られる
プテリゴイドインプラントのデメリット
- 高度で特殊な技術が必要なため、施術可能な歯科医院が少ない
- 通常のインプラントと同様、術後の腫れ、痛み、出血が起こる
- 通常のインプラントと同様、手術に伴うリスク(神経、血管の損傷、副鼻腔炎など)がある
- 通常のインプラントと同様、インプラント周囲炎のリスクがある